夜が明けたら

こうやって…待っているうちに…、いずれ、夜が明けたら…。

機動戦士ガンダムuc episode 7「虹の彼方に」を観た

自律的に動くシールドが格好よかった。感想としては、まずそれだけです。

episode 6「宇宙と地球と」のラストでは、確かにリディさんがバンシィを駆って、バナージの名前を叫びながら宙空へと舞い上がってくシーンがよく印象に残っていたので、開始直後はお話をとばしてしまったのかと思いました。

印象でしかなく、検証はしていないのですが、モビルスーツ同士の戦闘シーンでは、動きながらの人物同士の会話があんまりないんですよね。富野さんのガンダムに親しんでいると、特有の台詞回しがなくっても、やっぱり物足りないと感じがする。

会話じゃないけど、会話になっているような、独特のやりとりが交わされるという演出がまずニュータイプのイメージを潜ませるのではないかと、そう思うのだが、どうだろうか。

だからじゃないけど、1番意味不明な台詞が多いリディさんには親しみを覚えてしまう。どうしてリディさんに感情移入しないでいられようか。そういった心意気である。だけどやっぱり、感情移入はできないけどね。振られた男に感情移入はしたくないものね。

どうしてこうして、この作品を単体としてみれば、リディさんの物語と受け取るべきだろうと思う。最後の説明要員としても、これほど適切な男はいなかった。

もう1つ、イメージとして強いのは、館に飾られているユニコーンレリーフですね。これはね、これは巧いねぇ。「貴婦人と一角獣」ですか。これがあるから、初代ガンダムとの関連性を強く意識できる。最後の演説で、ミネアがザビ家の正装をしていても許せる。なんとも単純だが、なんと大事なことだろうよ。

それでは。