夜が明けたら

こうやって…待っているうちに…、いずれ、夜が明けたら…。

女の子の活躍する物語 私の思い出のマーニー

突然ですが、「名探偵マーニー」は、週刊少年チャンピオンで掲載されている探偵マンガです。タイトルの通り、名探偵マーニー(女子高生)が活躍します。現時点での既刊は9巻(Kindle版は8巻)。私はKindle版で読んでますので、9巻の配信が楽しみで仕方ないです。

さて、マーニーの調査費用は日当5,000円となっています。相場として妥当なのかはよく分かりませんが、笑顔で「マーニーにおまかせを」と言われて、イチコロです。

名探偵マーニー 1 (少年チャンピオン・コミックス)

名探偵マーニー 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 

主な舞台は彼女が通う高校と、暮らす街になります。学校の雰囲気はなんとなく米国っぽいが、やっぱり日本みたいな気もする。まず、この雰囲気が凄いです。かなり箱庭的な世界観ですが、そのディテールはいくらでも拡縮が利きそうです。

探偵作品ですから、人が死んだりします。金銭が奪われます。不可解な事象が起こります。マーニーは1話でキチッと事件を解決してくれますので、私は鼻くそをほじりながらページをめくって楽しむだけですが、醍醐味は、読後感のモヤモヤの、このとてつもないモヤモヤよ、です。

繰り返し、探偵作品なのだから当然。という言い切るわけにもいかない違和感があります。犯行の動機の気まずさだとか、結末の後味の悪さだとか、あるいは時には感動的な事情があったりと、まぁそれはそうなんですけど、結局、この世界観が決定的に効いているんだ。それだけです。

それだけで面白いです。でも実は、そんな些細なことはどうでもよくて、マーニーが可愛いから読んだらいい。それだけです。

それでは。

 

 

「ルパン三世」のコメディーはナンセンスの賜物だろう

ルパン三世 カリオストロの城」は人気の作品で、数年に1回くらい、未だにテレビで放送されている。監督が宮崎駿であることはもちろん、やはり人気の「天空の城 ラピュタ」と似ている。どこもかしこも似ている。宮崎駿監督の作品の魅力ってなんなのだろうな。「崖の上のポニョ」などはかなり「ラピュタ」っぽいが駄目か。

9日(水)のMSN産経の「アニメ深堀り」という連載で、以下のような記事があった。

記事の冒頭だけ引用してみる。

昔からの『ルパン三世』ファンの中には、テレビ第1シリーズ(1971年)の前半を熱烈に支持するファンが少なくない。第1シリーズは全23話の短命な作品であったが、途中で路線変更があり、前半と後半でテイストが違うのだ。大隅正秋が監督を務めた前半はハードでアダルト。高畑勲宮崎駿ペンネームで手がけた後半はコメディー調を取り入れており、その後の『ルパン三世』は、第1シリーズ後半の延長線上に作られることが多かった。

私は残念ながら第1シリーズの前半を視聴したことはないが、「ルパン三世」の魅力は、上記の記事で使われる意味に沿って考えれば「コメディー調」よりも「ハードでアダルト」というほうが大きいように私は考える。

今回の「次元大輔の墓標」は、昨年であったか放送された「峰不二子という女」と同じ路線の作品なんだろうね。これは途中まで視聴して止めてしまった。とはいえ、興味はあって、都合があえばと思ったら、バルト9では上映を終了している。

関東圏、残るは横浜か。

さて、原作「ルパン三世」は確かに「ハードでアダルト」な「コメディ」なんだけど、なんでそういうことが出来るのか、というと、そこにナンセンスがあるからなんですよね。特徴的なコマの使い方と、静と動のバランス、そしてオチの妙だ。だから、ハードでアダルトだけでは駄目で、それをナンセンスなコメディで包みこむ必要がある。

で、これをアニメ、あるいは実写でも構わないが、動画作品で再現、再構成しようというのは難しいのだろうなと思う。「峰不二子という女」はシリアスに過ぎた。あの作品のオチはぼんやりとしか知らないけれど。


劇場版アニメ「LUPIN THE THIRD 次元大介の墓標」特報初公開! - YouTube

やっぱり方向性として、ハードボイルドなかたちにはなってしまうのか。

しかして、私がルパンに求めるナンセンスさって「くたばれ!ノストラダムス」が1番バランスよく体現してくれているんですよ。ブラジルでW杯が開催されている、今こそ再評価されてもよい作品なのではないだろうか。そうでもないか。

それでは。

ケガが治らなかったら、また来てください

とお医者様に言われた少年は、病院に通うのを終わりにして、ケガの経過を見守っておりました。少しずつよくなっているのかな、それとも変わってないかな、悪くなってるかな、よく分かりませんでした。

というわけで、病院に再び通う必要ができた。

台風の被害は大きいのやら小さいのやら、小さいということはないだろうが、金曜日に関東でピークというから、関東で生活する私などはこれから警戒をしないといけないのですけど、長野では土砂崩れで大変なことになっているというニュース、あったな。

梅雨も台風も嫌いではないけれど、身体は重たくなるし、ケガは治りにくくなるだろう。

それでは。

ある文学作品の下書きとしての初恋のこいぶみ

川端康成の恋文が見つかったというニュース、ご覧になりましたか。

初代という名前の読みは「はつよ」で良いのだろう。大正だということだが、なんともキレイな音のする名前ですね。どういった意味が込められているんでしょう。

川端康成の小説は、タイトルも覚えていない掌編を何本か読んだくらいなのだけれど、有名人は大変だなぁ。このように、自宅から新資料が発見された、という事例というのは、詮索するものでもないが、色々と察せられることであります。

今回の資料は、正に川端康成を代表する作品たちのルーツと呼べるものだものね。作家、または作家を軸にした作品の読解を試みる人々からすれば、やっぱりこの資料は無視できるはずがない。

しかし、初恋の思いがいやというほど詰まった手紙を生涯、大切に、仕舞っておく情熱、情念はどれほどの、どのようなものでしょう。届けられることのなかった思いを抱え続けて昇華するなんて、誰でも一生のうちに一度はやってみたい、ことですかね?

どうでしょうか。手紙で恋を語り合うというのも、一見して時代的なものと思いがちだけど、単純にただ、妙なことなのかもしれない。

それでは。

機動戦士ガンダムuc episode 7「虹の彼方に」を観た

自律的に動くシールドが格好よかった。感想としては、まずそれだけです。

episode 6「宇宙と地球と」のラストでは、確かにリディさんがバンシィを駆って、バナージの名前を叫びながら宙空へと舞い上がってくシーンがよく印象に残っていたので、開始直後はお話をとばしてしまったのかと思いました。

印象でしかなく、検証はしていないのですが、モビルスーツ同士の戦闘シーンでは、動きながらの人物同士の会話があんまりないんですよね。富野さんのガンダムに親しんでいると、特有の台詞回しがなくっても、やっぱり物足りないと感じがする。

会話じゃないけど、会話になっているような、独特のやりとりが交わされるという演出がまずニュータイプのイメージを潜ませるのではないかと、そう思うのだが、どうだろうか。

だからじゃないけど、1番意味不明な台詞が多いリディさんには親しみを覚えてしまう。どうしてリディさんに感情移入しないでいられようか。そういった心意気である。だけどやっぱり、感情移入はできないけどね。振られた男に感情移入はしたくないものね。

どうしてこうして、この作品を単体としてみれば、リディさんの物語と受け取るべきだろうと思う。最後の説明要員としても、これほど適切な男はいなかった。

もう1つ、イメージとして強いのは、館に飾られているユニコーンレリーフですね。これはね、これは巧いねぇ。「貴婦人と一角獣」ですか。これがあるから、初代ガンダムとの関連性を強く意識できる。最後の演説で、ミネアがザビ家の正装をしていても許せる。なんとも単純だが、なんと大事なことだろうよ。

それでは。

夜明けにガールズバンドを聴こう

よく聴く、というかこれくらいしか聴かない、ガールズバンドについてのまとめです。

こないだ「la la larks」の内村さんの歌声を聴いていて「あぁ女性ボーカルのバンドをほかにも聴きたいなぁ」と思い立ち、いくつかYouTubeで試聴して、フォローするバンドを増やしたのでした。

女性ボーカルのバンドの音楽を聴きたいと思ったときに、どうするか。安直に「ガールズバンド」というカテゴリーに頼った。普段から熱心に音楽シーンを追っているわけではないので、そういう事情はまったくわからないのです。

SCANDAL

こちらは元々フォローしているバンドですよ。「Pride」をはじめて聴いたときに「なんと良くまとまった歌詞であることよ」と関心してから継続的に聴いています。綺羅星。1番よく聴き込んでいるのは最初に聴いた、2ndアルバムの「TEMPTATION BOX」で「少女M」から「GIRLism」への流れが印象深い。5thアルバムまで出たけど、2ndが1番まとまりあるアルバムではないだろうか。

よくよく聴いていると、TOMOMIの歌詞をステキだなと思うことが多い。なので、彼女の作詞曲が減っている4,5thアルバムは少し寂しい。5thアルバム「STANDARD」を聴いてみて、はじめは歌詞があまりうまく耳に入ってこなかった。こういう曲づくりの方針なのかと思い、Wikipdeiaの情報をみると、まったく逆の狙いがあるという。あれま。

ただし、1stアルバムは未だ聴けざり。

TEMPTATION BOX

TEMPTATION BOX

 

 ねごと

YouTubeではじめに試聴してみたのが「真夜中のアンセム」でした。OKです!この歌詞は好みです。バンド名の候補に「けむし」だとか「よだれ」だとかあったらしいですけど、「ねごと」になってよかったですね。ときどき「ねむけ」だったかなと間違えます。

最新アルバムはミニアルバム「“Z”OOM」で、この曲もこちらに収録されている。私はこのアルバムは未聴で、いまは1stアルバムの「ex Negoto」を聴いている。キーワード単位で響いてくる感触が強い曲が多い。「メルシールー」が好みかなぁ。

アルバムタイトルにはどれもこだわりがあるようで、そういうのもいいですね。


NEGOTO - 真夜中のアンセム (Anthem of midnight) - YouTube

赤い公園

ミニアルバム「透明なのか黒なのか」と「ランドリーで漂白を」を交互に聴いている。いやぁ、ロックバンドですね、好みです。こまごまとした仕掛けがどれも好印象だ。トゲのある歌詞の曲もやさしく聴かせてくれる。なんだかよくわからない、でも聴きたくなっちゃうので聴いてる。1stアルバムの「公園デビュー」を聴くのが楽しみです。


赤い公園 - ランドリー - YouTube

とまぁ、こんな感じでした。しかし「ガールズバンド」という定義もアレですな。

「ねごと」と「赤い公園」を見つけるにあたっては、以下のNAVERまとめの記事にはお世話になりました。NAVERまとめ、はじめてまともに使ったぞ。

はてなブログでの活動をはじめました

梅雨の季節です。来週の予報をググってみれば、曇りや雨が並んでおります。気だるさは抜けませんね。しかし夜が涼しいのも、この季節までなのでしょう。しっとりとした空気が眠気を包みこみ、いや、とにかくやたらと眠たい時期です。

グダグダと土曜の昼を過ごしながら、1週間分の情報を消化して、なんとなくネットの水辺で遊んでいたら、はてなブログを開設していました。最初の記事はどうしようかななどと思い、筆を巡らせていたのですが、素直に開設記事を打つことにしました。

それでは。